日光街道も残り少しです。
今回は終点の日光から宇都宮方面に下ることにしました。
最大の理由は、標高が高い方から低い方に歩いた方が楽だからです。
お気軽街道ウォーカーの私には、日本橋から宿場を順番に歩くといった律儀さはないのです。
さて、仕事が終わってそのまま宇都宮に行って泊まります。
翌朝の始発で日光に向かいます。
ここで日光街道の終点(今日は出発点)は何処なのか、といった初歩的疑問が日光駅に着いてから発生。
ネットで調べると鉢石宿だったり神橋だったりと、はっきりわからないので、神橋にすることにしました。
何はともあれ、日光のシンボルのひとつである神橋をスタートしました。
名物の湯葉の店が並び、観光地らしさが日光駅あたりまで続きます。
今年は家康公の没後400年だそうです。
東武日光駅から最初の杉並木が始まります。
そこからは日光街道と言えば杉並木というくらい有名な素晴らしい杉並木が途切れ途切れながら、かなりの距離続きます。
砂利道だったり、舗装されていたり、車道だったり、歩道だったりと、杉並木をどんどん歩きます。
これだけの杉並木は、やはりすごいの一言です。
今市宿と書かれた標識が建っている公園があります。
不確かながら、ここが本陣跡だと勝手に思い込み先に進みます。
かなり古そうな大きな杉の木もたくさんあります。
さすがに歴史を感じます。
未舗装の杉並木が終わってすぐに、今度は舗装された車道の並木道へ。
日曜日だったので、日光方面へ向かう車がたくさん来ます。
並木の間の道はあまり広くないので、このように並木の脇に別の道がある所が多いです。
杉並木を保護するために車両通行禁止の箇所もあります。
並木道の途中に一里塚の標識がありました。この一里塚には杉が植えられていたそうです。
塚が見当たらないので、標識がないと全く気付かないと思います。
大沢の交差点。ここあたりが大沢宿の中心だそうです。
それにしても宿場に関する何の標識もないのが、ちょっと寂しい。
田んぼには間もなく収穫できそうな稲が一面に。
このあたりはリンゴの産地なようです。うっすらと赤くなったリンゴが実に美味しそうでした。
宇都宮市に入ると杉並木も殆どなくなり、普通の道を淡々と歩きます。
当初は徳次郎あたりまでで初日は終わって、翌日は宇都宮からバスで徳次郎に戻って再スタートする予定でした。
しかし、標高の高い所からスタートしたのが幸いしたのか、宇都宮市に入っても足の具合も良く、時間もあるので更に10キロくらい先の宇都宮市街まで歩くことにしました。
この交差点辺りが、徳次郎宿の中心地だと思います。
お腹が空いたので、ここのバーミヤンで昼食。
上戸祭りの一里塚。けっこう一里塚らしい姿をしています。
松原の交差点で国道119号と別れて宇都宮市街地に入っていきます。
宇都宮宿の中心地あたりです。
街道歩きをしていると、大きな宿場には「本陣跡」とか「問屋場跡」などの標識をよく見かけるのですが、
今日は日光から宇都宮まで5つの宿場を歩きましたが、何もお目にかかりませんでした。
見過ごしただけなのか、本当にないのか。
ホテルに帰る途中に、材木町木戸跡の案内がありました。
唯一の宿場らしい標識でした。