一昨年に再開してから3回目の東海道53次徒歩旅行に行ってきました。
今回は愛知県知立からスタートです。
前日に仕事が終わってからそのまま名古屋まで来て一泊して、名鉄の始発で知立に向かいます。
今日の天気予報は雨ですが、それほど強く降りそうにありません。
傘をさしたりたたんだりしながら歩きます。
歩き始めてすぐに知立古城址の案内板がありました。
石碑と案内板は立派ですが、ちらっと見て通り過ぎます。
少し進むと逢妻川にかかる逢妻橋という何か物語がありそうな名前の橋を渡ります。
どこにも案内板みたいなものは見当たらないので物語などないのかもしれません。
それからしばらくは国道1号線を歩き、工業団地を過ぎたあたりで斜めに入り、段々と旧街道らしくなってきます。
伊勢湾岸自動車道をくぐる手前に敷島製パン(Pasco)の大きな工場がありました。
堺橋を過ぎてまたまた1号線に戻り、名鉄名古屋本線の豊明駅横を進みます。
豊明は「とよあけ」と読むそうで、なんかいい名前だなとなぜか感心しながら歩いていると、正面に国指定史跡・阿野一里塚の大きな看板があります。
ここから旧道に入り、小さいながらも左右の塚が残る阿野一里塚に到着。
中京競馬場駅のそばに桶狭間古戦場伝説地がありました。今川義元が織田信長に襲われて戦死した場所だそうです。
東海道を歩いているものの歴史にあまり興味がない私は、「桶狭間」ってここなんだと、たまたま有名な場所に来れてちょっと得した気分になったのでした。
知立宿と鳴海宿の間の宿(あいのじゅく)である有松に到着。
数日前に有松は昔ながらの建物が素晴らしいと、ある東海道徒歩旅行のホームページに書いてあったので期待してました。
本当に素晴らしい建物のオンパレードです。
一軒一軒に風格がある立派な建物が並んでました。
そのうちの一軒である竹田邸(違ったかもしれません)の写真を撮っていたら、その家の人なのだろうか、「おはようございます。」と挨拶してくれました。
知立を出発してあまり時間がたっていませんが、相手から挨拶されたのはすでに三人目です。
なんか良いですね。
有松の町並みが終わる頃には、レトロな建物と近代的な名古屋環状2号線とのタイムマシーン的コラボな光景が現れます。
その環状線すぐそばには有松一里塚が。こちらも何故か近代的一里塚でした。
街道歩きで、気を付けておかないと大変なのが足に豆を作らないことと、食べ物をどこで食べるか、そしてトイレです。
今回はトイレでやってしまいました。
松並木がちょこっと残る有松を過ぎた辺りからいきなり便意が。
しかも大の方です。
朝早くの東海道沿いにはまずトイレはありません。
運良く公園やお寺にある場合もありますが、見当たりません。
もう我慢できなくなり、その辺の家に飛び込もうか、木の陰でいたしてしまおうか切羽詰まっていたら、ありました。現代の一里塚、コンビニが。
駆け込んでトイレに直行。ホット一息。
申し訳ないのでお茶を買って出ました。
昔はこの様なときはどうしてたんでしょうかね。
そうこうしてるうちに鳴海宿に到着。常夜灯やら何かわからない石碑なども含めてなかなか面白い区間でした。
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