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松ぼっくり 東海道ウォーク 府中−丸子 松ぼっくり


広重東海道
広重東海道
(府中ー安部川)
 安倍川の渡しを描く。手前の集団には、れん台・駕籠・肩車と三様の方法で渡っている女性。
 向かいの山は賤機山なのか丸子方面の山なのか。 
 ところで安倍川の「倍」という字は当時は「部」と書いていたようだ。

 府中・丸子地図


 徳川家康隠居の城、駿府城がある府中から安倍川餅で有名な安倍川を渡るコース。
 静岡市は静岡県の県庁所在地でデパートや専門店が建ち並ぶ大都市だ。


静岡市街 弥勒 由比正雪の墓

 静岡市の中心地が府中宿の中心(写真左)でもある。だから店やビルが立ち並ぶ中、所々に昔を感じさせる演出がしてある。府中もじっくり歩けば史跡も多いが、宿場としてよりはやはり城下町としての方が有名。お気軽東海道ウォーカーとしては早く安倍川餅ととろろ汁を食べたいと思い、足早に進んでいってしまう。

 安倍川のすぐ手前の弥勒(みろく)というなんとなく魅力的(駄洒落のつもり)な地名の一角に史跡が集まった場所(写真中)がある。由比正雪の墓(写真右)と安倍川義父碑がある。安倍川義父碑とは旅人が忘れた財布を親切に届けた川越人足が謝礼を固辞したとの美談である。
 


石部屋 安倍川餅 安倍川橋

 安倍川は知らなくとも安倍川餅は皆知っているほど有名。そもそも安倍川餅とは安倍川上流で金が取れたのを祝って、金の粉の代わりに黄な粉を持ちにまぶして徳川家康に献上したのが始まりといわれている。その安倍川餅の老舗石部屋(写真左)が安倍川のすぐ手前にある。写真中はその石部屋の安倍川餅と包装紙。黄な粉とあんこの餅が半々に入っていた。

 安倍川橋を渡ると中世にはかなり栄えた宿場といわれる手越を通り、とろろ汁の丸子へつながる。