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東海道ウォーク 金谷ー日坂



広重東海道
(金谷ー大井川遠岸)
 大井川の渡しを描く。題の「遠岸」は遠江側の岸の意味。
 向うの山間に金谷宿が見える。
 小田原の酒匂川の絵と構図がほぼ同じであり、ちょっと手抜きではないかな?。

 



 金谷といえば宿場町としてより、現在は大井川沿いを蒸気機関車が本川根町千頭まで走っていることで有名。東海道と機関車では時代が違うが、素人東海道ファンには妙にマッチしてみえる。




 それでも石畳を初め、東海道関連の見所は多い。

 写真左はJR金谷駅そばの一里塚。続いて写真中は長光寺の芭蕉句碑。「道のべの木槿は馬にくはれけり」。芭蕉の代表作の一つだそうだが、相変わらず句を見ても意味がわからないので、先の石畳に進む(写真右)。




 金谷の石畳は一部残っていたものを、更に長く伸ばそうと、町民一人が一つの石を運ぶ「一人一石運動」を起こして、石畳の道を再現した。

 ここの石畳はいかにも最近作った石畳らしく、それ自体に歴史はあまり感じないが、町民の努力に感謝しながら歩く。
 
 途中、武田信玄が築いた金谷城を、その子勝頼が馬場美濃守氏勝に命じて拡大した諏訪原城があったりする。

 石畳や普通の砂利道(写真右)を牧之原のお茶畑に見とれながら歩く。




 素朴な集落、菊川を過ぎると「小夜の中山」と呼ばれる難所である。

 ここには夜鳴き石(写真中)で有名な久遠寺(写真左)がある。この夜鳴き石、ここから少し離れた所にも、もう一つあるそうだ。さてどちらが本物なのやら。

 写真右は芭蕉の句碑。




 写真左は西行法師の句碑。「年たけてまた越ゆべしと思ひきや、命なりけりさやの中山」(新古今和歌集)。
この句は何を言いたいかわかるような気がする。

 そうこうしてるうちに、下り坂(写真右)となり日坂宿へと入って行く。


 JR金谷駅に置いてあったパンフレット。
単純明快に金谷近辺を紹介してあるので、観光客には便利である。