東海道ウォーク | 藤沢ー平塚 |
広重東海道 (藤沢ー遊行寺) |
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大きく描かれた鳥居は江ノ島弁天第一鳥居。現在は無いが昔は青銅の大鳥居が藤沢橋の近くにあった。 遠くに見えるのは江ノ島。この絵の題は「遊行寺」ではなく「江ノ島」の方が良いような気がするのですが。 |
遊行寺周辺は見所もたくさんあるが、そこを過ぎるとしばらくは典型的郊外型住宅地が続く。次の平塚までは約14km程あり、退屈になってくる頃から所々に松並木が現れる。やはり東海道に松は良く似合う。 |
遊行寺(写真左)とは藤沢山清浄光寺の俗称である。「藤沢山」は「ふじさわやま」ではなく「とうたくさん」と読むらしい。立派な門がありそこで記念撮影をしている数組の中年夫婦がいた。何故かここにぴったりの光景であった。 真っ赤な遊行寺橋(写真中)を渡り、進路をやや北側に変えると藤沢宿の中心地となる。宿場の保存・案内等はあまりされておらず、見所の多い遊行寺と合わせれば立派な東海道観光地になるのにとちょっと残念。結局本陣跡らしきものは見当たらずそのまま通りすぎてしまった。 藤沢本町に源義経首洗井戸がある。片瀬浜に捨てられた義経の首が境川を遡り漂着したのを洗い清めた井戸である。実はここもなかなか見つからず、早く先に進みたい気持ちと、義経自体は東海道とは深く関係無いと思い、見ないままになってしまった。どうも日が暮れるまでに平塚まで行きたいとの気持ちがゆとりを無くしているようだ。 茅ヶ崎に入ると松並木(写真右)が所々に現れる。写真の場所は一里塚跡でもある。松一本一本は江戸時代からあったのか最近植えられたのかは別として、松並木=東海道のイメージは強烈で、やはりテンションは上がっていく。 |
茅ヶ崎駅ちょっと手前に一里塚(写真左)がある。江戸から14番目で、松・榎・桜が各2本植えられている。 先の1里塚から約2km程歩くと南湖の左富士。東海道上りで左側に富士山が見えるのは静岡県の吉原とここだけだ。ただ富士山との直線距離ではここが約60km、吉原が約20kmで吉原の方が大きく見えるのは明らか。ちなみに旧東海道では京都へ上り、江戸へ下るのだ。本日は富士山は全然見えなかった。 そうこうしてるうちに馬入川、今の相模川に到着。馬入橋(写真右)を渡ると平塚市内となる。 |