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東海道ウォーク 浜松ー舞阪



広重東海道
(浜松ー冬枯ノ圖)
 遠くに浜松城を望む、大きな杉の木の下での焚き火の様子を描く。
 総勢7名が描かれているが旅人は一人だけと思われる。
 なんともほのぼのとした光景である。

 



 浜松と言えばうなぎと共に有名なのが浜松城。徳川家康が城を築き、その周辺に武家屋敷を作り、城下町と宿場町を合わせて整備。遠州の中心的な街となった。現在も浜松城など歴史を感じさせる街として栄えている。



 浜松には本陣が6件あり、写真左はそのうちのひとつ、佐藤本陣跡の碑。全ての本陣跡を見たわけではないが、どこもこのような説明板のような物は掲げてあった。

 旧東海道は現浜松の中心地と浜松城の中間を通っているので、そのまま歩いて行ってもそのどちらも見ないまま進んでいってしまう。私は浜松城だけはと思っていたが、暗くなるまでに舞阪まで行きたいとの気持ちが強く、通り過ぎてしまった。

 写真中は一里塚跡。写真右が高札場跡。

 浜松は俗に姫街道と呼ばれる本坂道のスタート地点でもある。この街道は浜名湖の北を通り、御油に至る東海道のバイパスである。
 この姫街道も歩いてみたい道である。なんと言っても「姫街道」とは名前が良い。歩いてて風景とか歴史とは関係なしに夢が持てそうではないか。




 舞阪までは東海道本線と平行に歩いて行く。ここは旧街道らしさが少し残っている場所もある。(写真左)

 一番の見所は舞阪駅の西側にある700mほどの立派な松並木だ(写真中)。松並木を歩く時が一番「東海道」を感じることが出来る。長距離を歩いて疲れていても松の木を見るとうれしくなるものだ。

 舞阪宿は写真右の見付の石垣から700mほどの間である。見付とは怪しい物を見つける番人が立っていた場所である。


 写真左は舞阪宿のほぼ中心にある、一里塚跡と常夜灯。残念ながら塚は碑が建っているだけであった。