夢来夢来は、毎年その年の4年生を迎え、福祉体験教室を行っています。
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2011年10月、盲導犬ユーザーの福井さんが「盲導犬を理解するために」のテーマで、狭山台小学校の4年生対象にお話をされました。 100名以上の小学生を前に盲導犬ネネちゃんといっしょに、ご自分の体験をおり混ぜながらのお話に、生徒さんたちも興味深そうに聞いていました。 福井さんがまとめられたレジメ「盲導犬を理解するために」を紹介します。 |
盲導犬を理解するために |
この4つを組み合わせて、盲導犬ユーザー(使用者)の指示に従って 誘導していきます。 あくまでも、行き先やどの順路で進んで行くのかなど判断したり、 決定したりしているのは、ユーザー(使用者)です。 盲導犬がいても、ユーザーは判断に迷ったり、困ったりする事はあります。
@まず援助が必要かどうか 「お手伝いしましょうか?」 「どちらの方向に行きますか?」 などのように、声をかけて下さい。 A説明する事は 「右・左」 「約何メートル先」 などというように、 具体的に説明して下さい。 B誘導する時は、視覚障害者が白杖又は、盲導犬のハーネス(胴輪)を 持っていない側の斜め半歩前に立ち、 視覚障害者に後ろから肘を軽くつかんでもらって下さい。
これはユーザーとの連絡道具、いわば生命綱です。
@ハーネスは生命綱なので、絶対に触れないで下さい。 Aハーネスを付けている時は仕事中です。 呼んだりなでたり、お菓子など食べ物を与えたりしないで下さい。 B盲導犬は、かんだり吠えたりしないように訓練しているので 犬が苦手な方でも、こわがらずにそっと見守って下さい。
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ハーネスをはずしているネネちゃん
福井さんのお話から、最後の「障害物を避けたり、段差を教えてくれたりするだけでなく、寄り添って共に歩んで行くことで、前へと一歩を踏み出す勇気や希望、そして自信さえもプレゼントしてくれます。」がしっかりと伝わってきました。 まだまだ盲導犬を含む補助犬に対する理解が充分とは言えない現状があります。 『補助犬は障害者の身体の一部であり、それを拒むことは障害者の社会生活を否定することにもなる』ということが、多くの人々の共通認識となるように、このような試みがきっかけとなると良いですね。 |