R&B


私が学生時代にR&Bと書けば、リズム・アンド・ブルースと読んだものですが、
最近ではアール・アンド・ピーと読むようです。

前者はソウルやブルースなどのゴリゴリ感満載の無骨なイメージでした。
しかし、最近のアール・アンド・ピーでは黒人アーティストによる歌物は全て含まれ、
ビヨンセやR・ケリーなどのポップが代表格となっています。

私はブルースが好きな割にはアール・アンド・ピー派なんです。





K-Ci&JoJo


黒人二人組のバラードを中心としたR&Bコーラスグループです。
日本でいうならケミストリィみたいな存在ですかね。

このようなタイプのトップはボーイズ2メンやベイビーフェイスでしょうが、その次に来るのがこのK-Ci&JoJoだと思います。
高く綺麗な声と黒人独特の迫力ある声のコンビネーションが絶妙です。

私的には、「All My Life」などは好きですが、ずば抜けて「これだっ」って曲はありません。
しかし、どのアルバムを聴いても本当に歌が上手いよなと感心させられてしまいます。
BGMにはもってこいですね。


2007-07-29 )










ホイットニー・ヒューストン (Whitney Houston)


綺麗な曲を歌の上手い人が歌うとこんなに素晴らしくなる、という典型的なアーティストです。
「I Will Always Love You」や「Saving All My Love for You」など一度は聴いたことがあると思います。

黒人独特の迫力ある声である点ではマライア・キャリーと同じですが、マライアほど個性が無い反面、素直に歌っているので万人に受け入れられやすいのではないでしょうか。

黒人のわりにはあまりR&B色を感じないこともあり、ヒットチャート向けのじっくりと歌うバラードが素晴らしいですね。


2007-07-21 )









ボーイズ・トゥー・メン (Boyz II Men


このグループの歌の上手さは反則です。
この人達が歌うと、どんな曲でも美しく感じられてしまい、なんかだまされているような気がしてしまいます。

超有名な黒人R&Bグループですが、代表曲の「エンド・オブ・ザ・ロード」とか、マライア・キャリーをフューチャーした「ワン・スウィート・デイ」などは名曲中の名曲ですよね。
それぞれ13週連続で全米ヒットチャートNO.1を達成したとのことです。

残念なことに発表されたアルバムはあまり多くありません。
このグループにはオリジナル曲でなくても良いので、次々とアルバムを出して欲しいですね。

2007-06-20 )






エリカ・バドゥ (erykah badu


ジャズボーカルにR&Bとヒップホップをプラスしたような、ユニークな曲が多い黒人女性シンガーです。

黒人にしては細く可愛らしい声をしてます。
一時期のダイアナ・ロスの声にちょっとだけ似てるかもしれません。

今まで3枚のアルバムを発表してますが、個人的にはどれも素晴らしいセンスだと感心しています。
このままの方向性で長く活躍して欲しいです。

余談ですが日本のジャズボーカリストのakikoが何曲かエリカ・バドゥの曲をカバァーしまして、これもかなりグッドなんですね。

2007-01-04 )



ON & ON








メアリー・J・ブライジ (Mary J. Blige


最近のメジャーな黒人女性では最もソウルシンガーらしい1人だと思います。

ここ数年のR&B関連のアーティストはラップを大胆に取り入れるかポップス系かのどちらかが多いようです。
その点このメアリー・J・ブライジとエリカ・バドゥはメジャーなところでは存在感抜群ですよね。
ラッパーとの共演は多いものの、自身はしっかりとソウルしています。
デビュー時からあまり変わらないスタイルでソ歌うメアリー・J・ブライジは安心して聴けます。

一番のお気に入りアルバムは「Love&Life」です。
それとラッパーのJayーZのライブアルバムにゲスト出演してますが、ここでのメアリーはもの凄い迫力ですよ。

2007-01-02 )










スティーヴィー・ワンダー (Stevie Wonder)


ちょうど私が洋楽を聴き始めた頃に、立て続けにヒットを飛ばしてました。

私はその頃ロックやブルースに凝っていて「ソウルやR&Bなんてちゃらい音楽聴けるかよ」とか硬派ぶっていたので、あまり真剣に聴いていませんでした。
今考えるとロックの方がちゃらかったりして。

あの当時、歌舞伎町あたりで人気のあったディスコではスティービー・ワンダーもけっこう流れていたようでした。
ディスコミュージックを「ソウル」と呼んでいた時代です。
ディスコは軟派の行く所と決めつけていた私は、そんなディスコでかかっているスティービー・ワンダーも、やっぱり軟派の部類に入れてました。

でも今考えると、あの時代に「迷信」や「ハイヤーグラウンド」なんかの演奏はとてつもない進んでいたんだなぁ、と感心してしまいます。

2006-12-04 )










ダイアナ・ロス (Diana Ross)


シュープリームス時代から含めるとヒット曲が山のようにある、最も世に知れた黒人女性シンガーではないでしょうか。

ここ数年のR&Bブームでかなりの黒人女性シンガーが活躍していますが、華があるといった点ではダイアナ・ロスを上回る人はいないと思います。

私は何と言っても「」タッチ ミー イン ザ モーニング」がお気に入りです。
中学生時代に当時の洋楽好きなら必修科目だった「アメリカントップ40」において大ヒットしていた曲です。

まだ洋楽を聴き始めたばかりだった私は、世の中にはこんな素晴らしい曲があるんだとか思って感心していたものです。

(2006-11-03 )










デスティニー・チャイルド (Destiny's Child


先日解散してしまった女性3人組のR&Bボーカルグループです。
リーダーのビヨンセを筆頭に実力者ばかりのグループで、数多くのヒット曲があります。
娘が好きでCDを何枚か持っています。
つい先日も解散コンサートの模様を収録したDVDを買ってました。
お馴染みの曲が次々と流れていきますが、改めて思いました。
「この人達ってスゴ過ぎ。」

歌唱力は勿論、ダンスや自分達の見せ方など、これぞエンターテイメントって感じですね。

日本でこの手の音楽は安室奈美恵やAIなんかがトップクラスなんでしょうが、総合力ではとてもとてもかなわないと思います。
これは才能とか練習とかの問題ではなく、黒人と日本人の根本的な違いでしょうね。
パワーが違い過ぎです。
絶対に越えられない人種の壁みたいなものを感じてしまいます。


2006-04-11)



Lose My Breath








ローリン・ヒル (Lauryn Hill


人気、実力共に備えたR&B女性シンガーです。
たしか宇多田ヒカルがデビュー当時、ローリンヒルを意識しているとかいないとか言っていたような気がします。

あまり多くの曲を聞いたことはないのですが、この MTV UNPLUGGED は素晴らしいです。
生ギターだけで終始歌っていますが、これがヘビーなんですね。
ハスキーな声でブルースっぽく歌う雰囲気は、ボブディランのように異様な説得力があって圧倒されます。
同じような感じの曲の連続ですが、その荒々しさやパワーは、このままストリートライブでやったら最高のパフォーマンスになるような気がします。

2005-11-10)










アリシア・キーズ (Alicia Keys)


先日発売したばかりのアリシア キーズの最新盤です。
このCD、娘が買ったのですが、実は私も発売日がちょっとだけ待ち遠しかっのです。
アリシアはこのCDが3枚目ですが、過去の2枚も本当に素晴らしいアルバムです。
しかも今回は、MTV UNPLUGGED とのこと。このシリーズは過去にボブディランやローリンヒルなどの感度抜群のアルバムがあります。

最近では最も音楽家らしい曲、演奏、そして歌い方をするアーティストがアリシア キーズだと私は思っています。
そのアリシアがMTV UNPLUGGEDを出すと娘に聞いた時、 「こりゃもう、買うっかないよ。」・・・・・と娘に買うことを勧めました(なんちゅうセコい親じゃ)。
で、めでたく今待望のアルバムを聞いてるわけですが、期待を裏切らない聞き応え充分のライブとなっています。
ストーンズのワイルドホーシーズなんかをカバーしてたり、相変わらずのセンスの良さには脱帽です。
早くも次作が楽しみです。

あっ、それとこのCD代は結局親が半分以上出しました。
やっぱりこれは仕方ないですかね。

2005-11-06)



私の音楽の聴き方はほとんど通勤時とかパソコンに向かっている時とかにBGM的に流しています。
昨日、久々に時間が余ったので、たまにはじっくり音楽でも聴いてみるかと、お気に入りのアリシア・キーズのファーストとセカンドアルバムを聴きました。

「いやぁー、素晴らしい。」、「本当に素晴らしい。」

一応R&Bに属するのでしょうが、最近のビヨンセに代表されるヒップホップ色に味付けされたR&Bではなく、アレサ・フランクリンの現代版といった、昔風に言うならソウルに近い雰囲気漂う曲が続きます。

以前、フジテレビ系「とくダネ!」で「If I Ain’t Got You」を生演奏したときに、佐々木恭子アナウンサーが感動して涙を流すなんてこともありました。
でも大袈裟ではなく、本当に「ここまでくると芸術」だと思います。

私も「30分後にあなたは死にますが、死ぬ前に何したいか」と聞かれたら「私の目の前で、私のためだけにアリシア・キーズに3曲だけピアノの弾き語りをしてもらいたい」と希望するかも知れない・・・・・と思えるほどです。
とにかく、それくらい素晴らしい音楽であることは間違いないと思います。


2009-11-06)













マライア・キャリー (Mariah Carey)


ビルボードのシングルチャートにおいて、マライアキャリーのWe belong togetherが13週に渡ってNo.1に輝いています。
この曲はアルバム「MIMI」の2曲目に含まれているんですが、たまたまこのアルバムを子供が発売日に買っていて、私も何回か聞きました。

正直言ってあまり耳に残らなかった曲でした。
いつもの「どうだ、こんなにうまく歌えるものなら歌ってみろ」的な圧倒的パワーは感じられず、たんたんと歌っているので、こんなに大ヒットするとは思ってもみなかったのです。

しかし、最近になってこの曲は「こんなに大ヒットしている曲なんだぞ」と思って聞きはじめたら、かなり良い曲に聞こえちゃったりします。
けっこうこのような情報に左右されるんてすよね。人間の感覚っていい加減なものです。
って言うか、これって私だけかな?

2005-08-27)






ベイビーフェイス (Babyface)

ボーイズUメンの「End of the Road」のプロデューサーとしても有名なベイビーフェイスです。
「ベイビーフェイス」って赤ちゃんの顔って意味なのか他に意味あるのかわかりませんが、見た感じ普通の黒人です。

R&B調のバラードはさすがに上手く、オリジナルアルバムはどれもハズレ無しの二重丸です。
ボーイズUメンにも言えますが、こんなに歌の上手い人にはオリジナルとかカヴァーとか関係なくどんどん新しいアルバムを発表して欲しいですね。

アルバムだと「Face 2 Face」、曲だと「How Come How Long」なんかが私的にはベストですかね。

ただ、リーダーアルバムはあまりセールス的には成功してないようです。
理由はよくわかりませんが、曲調にバラエティーさが欠けてるからからですかね。不思議です。良いと思うんですが。


2011-03-29  )