ロック


ビートルズをロックのジャンルに入れるならば、私は聴き始めてから現在までの期間、
実際に音楽を聴いた時間ともにロックが一番です。
中学時代はビートルズ、高校時代がレッド・ツェッペリンにクリームと10代はほとんどロック一辺倒でした。
現在もよく聴いています。
もっとも今もエリック・クラプトンやジミヘンなど趣向はほとんど変わっていませんが。

ロックの良いところは、なんと言ってもインパクトの強い音が大音量で響いてくることだと思います。
これはブルース系であれ純粋なハードロックであれ同じですね。




ジョー・コッカー(Joe Cocker



60年代から70年代にかけて活躍したロックボーカリストです。
特徴は何と言っても迫力満点なダミ声です。
当時はこの手のボーカリストって、けっこういましたよね。
ミック・ジャガーやバン・モリスンとか。

おそらく黒人の荒々しくかわいた声に憧れて、強制的に自分の声をつぶしたりしたのだと思います。
日本でも「ダンシング・オールナイト」のヒットで人気があった、もんたよしのり(だったかな?)が酒を無理やり飲んで声をつぶしたとか言ってました。

そんなダミ声のボーカリストの中でも、最も迫力あるジョー・コッカーですが、アニマルズのヒット曲「悲しき願い」は抜群にかっこ良いです。
本家エリック・バードンも真っ青というよりも、個人的には圧倒的にジョー・コッカーの方が好きです。
この曲が含まれるアルバム「心の友」にはギターにジミー・ペイジが参加しているのも注目です。


2007-08-24 )





ドアーズ (The Doors)


30年以上前に若くして亡くなったジム・モリソンが率いてたロックバンドです。

ドラッグ、アルコールでかなり「アブナい」感じのジム・モリスンが陶酔しきった表情で歌う姿が魅力的でした。

この時代のバンドの特徴でもある黒っぽい音を渋く演奏してたのですが、もし、ジム・モリスンが生きていたらミック・ジャガーとはり合ってたかも知れませんね。

2006-09-28 )



「Roadhouse Blues」
この動画はドキュメンタリーフィルムの一場面で、学生時代録画して何度も見ました。
特にこの「Roadhouse Blues」、ジム・モリスンがやばすぎて好きでした。









ボブ・ディラン (Bob Dylan




「風に吹かれて」「ライク ア ローリンストーン」などフォークソングのスタンダードの作者としても有名なボブ・ディランです。

当時としては画期的な「フォークに合わない声と投げやりな歌い方」で、ちょっと敬遠した人も多かったのではないでしょうか。

私もボブ・ディランがデビューしてから10年位してから聴き始めたので、すでに神様扱いされてた頃でしたが、それでもフォーク=PPMやサイモンとガーファンクルのように澄んだ声とキレイなメロディと思っていたので、さすがに最初は受け付けなかったですね。

しかし、中学生時代にお遊びフォークグループを結成しようとしていた仲間から「ボブ・ディランはすごい」と何回も聞かされていたので、数曲くらいは知っていました。
でも、その仲間から借りた「風に吹かれて」と「ライク ア ローリンストーン」をカップリングしたシングル盤を聴いて、なんて歌の下手なシンガーなんだろうと思っていたものです。
私が最も好きなボブ・ディランのアルバムはザ・バンドと共演した「偉大なる復活」と「アンプラグド」です。
「偉大なる復活」は2枚組ライブ盤で、しょっぱなの「我が道を行く」のイントロからロック色全開で、ボブ・ディランのアルバムの中でも一番ハードなアルバムだと思われます。
これはザ・バンドの演奏も含めて聴きごたえのある曲のオンパレードとなっていで、このアルバムが無かったらボブ・ディランはあまり聴いてなかったかも知れません。



「アンプラグド」はタイトル通り、アコースティックオンリーで「偉大なる復活」と同じような曲目になっています。
「偉大なる復活」がエレクトリックサウンドがんがんなのに対し、全曲アコースティックでキメています。
このアンプラグドシリーズはいろいろなアーティストによって発表されていますが、私的にはこのボブ・ディランが一番好きです。
私は「風に吹かれて」などの初期のナンバーが多く含まれるベスト盤的ライブアルバムを良く聴きます。
しかし「欲望」や「スロー・トレイン・カミング」など70年代以降の聴きごたえあるスタジオ盤も数多くあります。

ボブ・ディランの声とメロディ(歌い方?)は一度馴染んでしまうと、どんな曲でもボブ・ディランの世界にハマってしまいます。
それだけ個性的なんでしょうが、「あの歌」って音楽的というか声楽的にはどうなんでしょうかね。
やっぱり上手いのか、とてつもなく邪道なのか、どっちなんでしょう。


2007-12-11 )








ローリング・ストーンズ (Rolling Stones


もう40年もロックやってる今やおじいちゃんバンド。
私が洋楽を聞き始めた頃ヒットしてたのが「悲しみのアンジー」でした。
同じ時期に邦楽のナンバー1が沢田研二の「追憶」でニーナという女性の名を叫ぶ曲でした。
洋楽ではアンジー、邦楽ではニーナと、「ほう、外国人女性の名を連呼する曲がヒットするんだ。」とか思ったものです。
それはそうと悲しみのアンジーはダミ声ミックジャガーが歌うしっとり系バラードですが、イントロの生ギターが素晴らしく綺麗なんですよね。
昔、真似してギター弾いたりしてたんですが、今考えるとコード違ってるんですよ。
ははははは。私の音痴は今に始まったものじゃないようで。


2005-11-12 )



「Satisfaction」








サンタナ (Santana


ラテンミュージックをベースにしたロックギタリストです。
私の年代ではサンタナといえば「ブラックマジックウーマン」。
かなり人気がありましたが、当時私はあまり好きではありませんでした。

しかし、それから約20年経って発表されたこのアルバム「Supernatural」がすごいんです。
エリッククラプトンとローリンヒルが共演してるので聞いてみたのですが、なんかちょっと現代風になってていい感じなんですよ。
大人のロックって感じですね。

基本路線は変わらず、サンタナらしいギターフレーズもふんだんに収録されていますが、なんと全米ナンバーワンが2曲も入っていてサンタナらしからぬポップさもあります。
最近あまり聞かれないブルース調のギターなども堅苦しくなく、気楽に聞けるナイスアルバムです。


2005-10-24 )










ジョー・ウォルッシュ (Joe Walsh



「ホテルカルフォルニア」で有名なイーグルスのギタリストです。
ジェイムズ・ギャングというグループに在籍した後、イーグルスに加入する前に「バーンストーム」なるアルバムを発表しました。
このアルバムを一言で表現するなら、ハード・ロックとプログレやサイケ、そしてカントリーを混ぜ合わせたような音楽でした。
これがまたセンス良くて、当時ブルースやらハードロックばかり聴いていた私がアコースティックやカントリーが好きになるきっかけになったアルバムです。

次のアルバム発表を期待してた時に、イーグルスに参加の情報が入って来ました。
イーグルスはすでに名が売れていて、私の趣味とは違うグループだったので、なんでまたイーグルスなんかに参加したのかな、なんて思ったものです。
しかし、すぐに「ホテルカルフォルニア」を発表。
大スターとなってしまったジョー・ウォルッシュでした。ちゃんちゃん。(ふ、ふるいギャグだ)


2007-08-19




アルバムbarnstormから「Turn to Stone」






ザ・バンド (The Band)



先日、通勤時に自転車をこぎながら駅に向かっている時です。
ある公園の横を通ると音楽フェスティバルみたいのをやっていて、そこから聞き覚えのある曲が流れてきました。

ザ・バンドの「ザ・ウエイト」です。
ザ・バンドはボブ・ディランのバックバンドをやっていたことから、ちょこちょこ聞いてはいましたが、それほど熱心に聞いたことはありませんでした。
でもこの時ばかりは懐かしさとメロディの綺麗さで感動してしまい、涙が出てきました。
こんなことで感動することってあるんですね。

通勤途中でどんなバンドが演奏しているのか見れませんでしたが、きっと私と同じ中年のおじさんバンドでしょう。
こんな曲を演奏するなんて楽しそうで、なんかすごく羨ましかったです。


2006-10-03 )










クリーデンス クリアウォーター リバイバル (C.C.R



クリーデンス クリアウォーター リバイバル、略してCCR。
私が中学生の時に人気があったロックバンドです。
ジョン フォガティをリーダーにカントリー系のロックを得意とするバンドでした。

ヒット曲もたくさんありますが、日本では「プラウド メアリー」が一番有名ではないかと思います。
私は中学時代にラジオで聞いた「サムデイ ネバー カムズ」が最もお気に入りです。
まだロックなんてあまり聞いたことなかった頃なので「なんてカッコ良いメロディなんだ。」と思ったものです。

2006-05-30 )



C.C.R最大のヒット曲「雨をみたかい」









デビット・ボウイ (David Bowie)



何だかんだで息の長いアーティストです。
私の場合、初期の「グラムロックの雄」とか言われ、ギラギラしてた頃のボウイが好きです。

その中でも「ジーン ジニー」はカッコ良さではピカイチですね。
ペースのきいたリフにトーキングスタイルのボーカルが、なんとも様になってます。
以前、宇崎竜童率いるダウンタウンブギウギバンドが「港のヨーコヨコハマヨコスカ」を出した時に、「あっ、デビットボウイの真似しやがったな。」と思ったものです。

2006-05-26 )










ポール・ロジャース (Paul Rodgers)


今をときめくロックバンド、クイーンのボーカリストです。
30年前から知っている私のようなオールドファンには「なんでポールロジャースがクイーンなの?」と不思議に感じてしまいますが、聞くと結構様になっててさすがに実力者だなとかも思います。

私にとってのポールロジャースはバッドカンパニーやフリーなんです。
都会人になりきれなくてあか抜けないロックを歌ってるポールロジャースが好きです。
去年1ヶ月程入院した時に、ベッドの上で何回も聞いたのがフリーのライブです。
名曲「All Right Now」なんかかっこいいですね。


2005-12-02 )


若かれし頃のポール・ロジャース。
バッド・カンパニーで「Can't Get Enough」









ロッド・スチュアート (Rod Stewart)


70年代前後のロック全盛期を代表するボーカリストのひとりです。
かすれた声や動きまわって歌うステージなどから、よくミック・ジャガーと比較されたりします。
私的には黒っぽい雰囲気なミック・ジャガーの方が好きなのですが、ロッド・スチュアートもかなり多くの良いアルバムや曲があります。

その中でも「セイリング」を含んだアルバム「アトランティック・クロッシング」は最大のお気に入りです。
学生時代に「アトランタ・クロッシング」をカセットテープに録音して、何回も繰り返し聴いてました。
と言いますか、これ以外あまり真剣にロッド・スチュアートを聴いたことが無いんですけどね。
音質の悪い安物カセットテーププレイヤーの雑音が重なった、ロッド・スチュアートのだみ声が懐かしいです。

2009-03-21  










ゲーリー・ムーア (Gary Moore)


一時期、あっちこっち行ってCDを買い集めたアーティストです。

ブルースを得意とするギタリストですが、ゴリゴリのブルースばかりを集めたアルバム「Still Got The Blues」はなかなかの出来なんでしょうが、なんかゆとりが無いような気がしてあまり好きにはなれなかったです。

それより圧倒的なお気に入りアルバムはアイルランド的な「ワイルド・フロンティア」です。
この手の音楽をあまり聴いたことが無い私には、実に新鮮そのものでした。
でも残念なのは実力に比べて人気が今ひとつだったような気がします。
なんとなく無骨そうな風貌のせいなんですかね。

2007-08-05 )



アルバム「Wild Frontier」の名曲「Over the hills and far away」