ロック編


ビートルズをロックのジャンルに入れるならば、私は聴き始めてから現在までの期間、
実際に音楽を聴いた時間ともにロックが一番です。
中学時代はビートルズ、高校時代がレッド・ツェッペリンにクリームと10代はほとんどロック一辺倒でした。
現在もよく聴いています。
もっとも今もエリック・クラプトンやジミヘンなど趣向はほとんど変わっていませんが。

ロックの良いところは、なんと言ってもインパクトの強い音が大音量で響いてくることだと思います。
これはブルース系であれ純粋なハードロックであれ同じですね。




トニー・ジョー・ホワイト (Tony Joe live while )


エルビス・プレスリーのヒットで知られている「ポークサラダ・アニー」の作曲者であるトニー・ジョー・ホワイトは、自らも何枚かのアルバムを発表しています。

何故か顔と声がプレスリーそっくりで、もみあげまで同じにしてるので、プレスリーのモノマネさんかと思ってしまいそうです。

音楽は「ポークサラダ・アニー」に代表されるように、渋いスワンプロックです。
どうしてこの人のアルバムを買ったのか、あまりに昔のことなので忘れてしまいましたが、最初から最後の曲までめちゃくちゃカッコ良かったですね。
特にネチョッと引っ張るようなギターと低音の魅力タップリにささやくような歌い方が、「カッコ付け男の色気」満載でした。


2006-12-09  )










ベン・ハーパー (Ben Harper)



最近にしては珍しい60年代から70年代の雰囲気を持ったギタリストです。
曲によってエレクトリックギターだったりアコースティックだったりしますが、どちらもほど良くハードでほど良く癒されるんです。

ただ個人的に不満なのはベン・ハーパーのCDはコピーコントロールCDが多いことです。
音源をパソコンで管理している私の最大の敵がCCCDなんですね。

それはさておき、ライブでレッド・ツェッペリンの「Whole Lotta Love」なんぞを演奏しちゃったりするあたり、「おぉ、仲間、仲間。」とか勝手に思ったりしてしまうのです。


2007-08-16 )










G. Love


非常に気になるアーティストです。
ロックなのかブルースなのかヒップホップなのか、ジャンル分けが難しいですが、要はそのような音楽をミックスさせたかなり魅力的な音楽を聴かせてくれます。
録音も自由な音作りを意識しているのか、スタジオライブ的雰囲気がします。

60年代に白人ブルースが流行った頃にジョン・ハモンドというアーティストがいました。
ハーモニカを多用し、バンドブルースにおいてはややアップテンポのブルースを得意としてましたが、G・ラブがハーモニカを吹きながらのブルースは、どうしてもジョン・ハモンドを思い出してしまいます。

ただ、かと言ってG・ラブは決して古くさくなく、ヒップホップ的要素を織り交ぜているので、とても現代的かつ懐かしい不思議なアーティストです。


2007-08-08 )









ジャパン (Japan)


「ジャパン」とのバンド名ゆえにイギリスよりも日本で人気のあったビジュアル系バンドです。
大学時代の友人のバンドが「Unconventiomal」を演奏していたので知ったのですが、その曲が含まれるデビューアルバム「Adolescent Sex」はなかなかカッコイい曲が詰まっていました。
ボーカルのデビッド・シルビアンの甘ったるい声と妖艶なビジュアルから、アンダーグラウンド的危なさがプンプン臭うバンドでした。

しかし、何故か3枚目以降はポップになってしまい、バンドの個性が消えて、知らないうちにバンド自体も消えてしまいました。
この手のバンドの中では好きな方だったのでちょっと残念。


2007-05-22 )






マリア・マッキー (Maria Mckee)


ちょっとカントリーのにおいがする女性シンガーです。
彼女の経歴はあまり知りませんが、メジャーデビューはローン・ジャスティスというロックバンドだと思います。
「East Of Eden」などでは迫力のボーカルで大物になる予感がしたのですが、ローン・ジャスティスそのものがいつの間にか消え去ってしまいました。

見た目も小悪魔的美人で、アブリル・ラビィーンをちょっと湿っぽくした感じでアンダーグラウンドなロックにはもってこいのルックスでした。

ソロになってから何枚かのアルバムを発表しているようです。
2枚ばかりソロアルバムを聴きましたが、私にとってはローン・ジャスティスのインパクトが強くて、ポップス調になったソロアルバムは今ひとつでした。


2007-04-05 )










エルビス・プレスリー (Elvis Presley )



プレスリーは50年代最大のスターです。と言って反対する人は少ないと思います。
それくらいヒット曲も多く、いろいろな方面で人気があったんだと思います。
「思います」と書いたのは、プレスリーがデビューした時は私はまだ生まれてなかったもので。

最初に買ったレコードは高校受験に合格したお祝いに親に買ってもらったものでした。
合格したら買ってやると言われていたので、合格した時は試験に受かったことの喜びと同じくらいレコードが買える嬉しさがありました。
合格することとレコード買えることの喜びが同程度とは、なんとも幼い中学3年生だったんだなと思います。

そういえばあの頃は「ものまねショー」をやれば必ずプレスリーのものまねが出てきましたが、最近はめっきりと見なくなりましたね。
「おら田舎のプレスリー」なんて歌手もいたし。
プレスリーで好きな曲は、まずはやはり初期のロックンロールです。
「監獄ロック」「ハートブレイクホテル」やオリジナルではないのですが「ブルー・スエード・シューズ」なんかカッコ良かったですね。

それと一時音楽活動中止して復活した後も好きです。
特に「ポークサラダ・アニー」は良いですね。
この曲、トニー・ジョー・ホワイトというシンガーの曲なんですが、オリジナルはプレスリーと同じくらいカッコイいですよ。

いずれにせよあの独特の声質と歌い方、そしてファッションとアクションは一時代を築きましたよね。


2006-11-12 )






T・レックス (T・REX)


私が中学時代に人気があったイギリスのロックバンドです。
マーク・ボランをリーダーに当時としては奇抜なファッションでデビッド・ボウイやアリス・クーパーらと共にグラムロックなんて呼ばれてました。

日本での最大のヒット曲は「20センチュリーボーイ」だと思います。
イントロからの強烈なリフはめちゃめちゃカッコ良かったです。
私のお気に入りは「ゲット イット オン」です。
単調なリズムに乗ったマーク・ボランのユニセクシャルなボーカルがなんともアブナくて魅力的でした。


2006-10-23 )










リチャード・トンプソン (Richard Thompson)


リチャード トンプソンはずい分前にフェアポートコンベンションなるハンドのギタリストだった人です。

解散後、数々のアルバムを奥さんのリンダ・ トンプソンなんかと発表してました。
ブリティッシュフォーク系のメロディをロック調にアレンジしたようなアルバムが多く、「大人のロック」って感じでした。
名盤「シュート アウト ザ ライツ」なんかジャケットからしてセンス抜群でした。

その後、強度の失語症に見舞われたリンダは、17年のブランクを乗り越えて最近復活したとのことです。
めでたし、めでたし。


2006-07-21 )



動画は「Wall of Death」。
この曲、本来はリンダ・トンプソンとのデュエットが最高ですが、
この動画ではクリスティーン・ コリスター という女性シンガーが歌っています。









スティーヴィー・ニックス (Stevie Nicks


フリートウッドマックがブルースを止めて、ポップなロックへと変わった頃に加入した女性ボーカリストです。
大ヒットアルバム「噂」で一世を風靡したあたりは「かわいい女性」って感じで人気あったようです。

昔ブルースをやってたバンドであり、スティービー・ニックスという魅力的なボーカリストがいるので何となく興味はあったのですが、実はこの頃の曲はあまり聴いたことがありません。

なんと言ってもソロになってから発表したアルバム「Bella Donna」がいろんな意味でお気に入りです。
それはロック色が強くなったこともありますが、ルックスと声が妙にマッチしてて新鮮でした。
ちょっとエキゾチックな顔で低音が迫力の歌がなんとも魅力的でしたよね。
特に「Edge of Seventeen」は女性ボーカリストが歌う純粋なロックではピかイチ格好いい曲です。

また入社したての宴会で、いきなり「芸能人で好きなタイプは?」なんて質問されたので、テレビなどほとんど見なかった私は誰も思い浮かばなかったので、なぜか「スティービー・ニックスです」なんて全く受けない答えをした覚えがあります。
私って昔から空気読めなかったみたいです。

2008-07-01  )



「Edge of Seventeen 」








ニナ・ハーゲン (Nina Hagen)


CDショップでビョークのアルバムジャケットを見てたら、何故かニナ・ハーゲンを思い出しました。

ニナ・ハーゲンとは旧東ドイツ出身の女性シンガーです。
シンガーと言えばシンガーなんですが、私のイメージではアーティスト、表現者と言った方がピッタリきます。
また、ジャンルはパンクになっていることが多いようですけど、パンクに押し込んでおくのはもったいないくらい、枠にはまりきらない個性があります。

最近はどうしているのでしょうか。
私が知っているのは20年以上前に「エクスタシー・ドライブ」などを過激に歌っている頃です。
ある時はシャウトしまくり、またある時はオペラティックに、時には百面相の大道芸人のように。
何しろ普通では無いことを売りにしていたのは確かです。

歌唱力はかなりのもので、この手の女性シンガーでニナ・ハーゲン以上の実力者はあまりいないのではないでしょうか。
その懐かしい「エクスタシー・ドライブ」の動画をどうぞ。












エマーソン、レイク&パーマー (E.L&P)


クラシックの名曲、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を、シンセサイザーを多用したロックにアレンジして大ヒットさせた3人組のロックグループです。
キーボードがキース・エマーソン、ベースがグレック・レイク、ドラムがカール・パーマーと卓越したテクニックを持つ3人が一世を風靡したものです。

アルバムとして発表された「展覧会の絵」より、NHKでのライブ放送をカセットテープに吹き込んだ方を何度となく聴きました。
私はシンセサイザーってあまり好きではないのですが、「展覧会の絵」のエマーソンは良かったですね。

余談ですが、ほぼ同時期に富田勲もシンセサイザーを駆使して「展覧会の絵」を発表してましたね。


2007-03-05 )









キング・クリムゾン (King Crimson)



キング・クリムゾンは70年代に流行ったプログレッシブロックの元祖的存在です。

私はあまりプログレッシブロックを聴かなかったのですが、このキング・クリムゾンの「エピタフ」という曲だけはスゴく好きでした。
後にEL&Pを結成して、一世を風靡したグレッグ・レイクが抜群の歌唱力でスローバラードを歌っています。
またイントロでのギターフレーズも抜群です。

ロックグループのスローバラード数あれど、バックの演奏の素晴らしさもあいまって、この曲が圧倒的に気に入っています。


2007-02-01 )