ハードロック/ヘビーメタル


ロックを40年も聴いていると、ジャンルは同じロックでも
実質違うジャンルと思われる音楽にたくさん出会います。

70年前後にハードロックが誕生し、それが進化してヘビーメタルが台頭してきました。
そんなアーティストを中心にピックアップしました。





マリリン・マンソン(Marilyn Manson)



今日はがらっとイメージ変えてマリリン・マンソンの話でも。

ダーク、ホラー、反キリスト等の見た目や言動が話題になるハードロックバンドです。
死人をイメージさせるメイクから、反社会的とのレッテルを貼られ、子供を持つ親達に嫌われている代表的バンドです。

しかし、たまにYouTubeなどで動画を見たり、音楽を聴いたりするのは正に刺激的で若返ります。

「This is the new shit」や「Personal Jesus」のプロモーションビデオではアンダーグラウンド感満載で、「この世界にのめり込んだらいけないんじゃないか」と思わせてしまう毒々しさがあります。
確かに「日常」と「非日常」、「現実」と「非現実」の区別がハッキリ出来ない子供には危険な存在かもしれません。

ただ、日本でいうビジュアル系バンドが持つチャラチャラしたイメージは無く、徹底したダークなイメージと、グラムをやっていた頃のデビッド・ボウイをぐっとハードにしたような粋なロックの融合は「ここまでやるなら許す」的な気になります。


2009-10-21  )


The Beautiful People

ライブらしさ満点の迫力&ナチスをイメージさせるバカバカしさが非現実的で「これぞMマンソン」


This is the new shit

ライブ映像。前半のMマンソンの表情がいかにもMマンソンらしいです。







キャメロット (Kamelot)


このブログに書き込んだ音楽関連の記事を集めたサイト「音楽鑑賞40年」に新しくヘビーメタルのページを増やそうと、最近はメタルバンドばかり紹介しています。
今日も代表的メタルバンドです。

メロディック・パワー・メタルとかシンフォニック・メタルの大物バンド、キャメロットです。
とても聴きやすいキレイなメロディを持つメタルを、ヴォーカルのロイ・カーンがエモーショナルたっぷりに歌い上げます。
サザン・オールスターズの桑田佳祐がメタルやってしまったって感じで、普段はうるさい音楽は嫌いだという人も聴けるかも知れません。

アルバム「ゴースト・オペラ」はお気に入り曲満載で、特に「Rule The World」はメタリックな音の洪水の割には優しく、聴きやすく、かつ、パワー満点です。
そして、くどいようですが、桑田佳祐がメタルやっちゃったって感じです。
嘘だと思う方は是非とも聴いてみてください。

噂によるとヴォーカルのロイ・カーンが脱退したらしいです。
本当かどうかは知りませんが燃え尽き症候群だとか。
年齢も40代とのことで、確かにあのパワーを維持するのは大変だと思います。
時間が経てばまたイメージチェンジして戻って来ることを期待します。



動画を紹介します。まずは「Rule The World」



アルバムタイトル曲「Ghost Opera」



桑田佳祐、いや、ロイ・カーンがエモーショナルに歌い上げる「March of Mephisto」








ガンズ アンド ローゼズ(Guns N' Roses)



15年位前にかなり人気のあったロックグループです。
典型的な不良グループで、自分の子供がこのバンドに夢中になったら親としては「ちょっと待て」と言いたくなるような風貌と行動でした。

でもロックバンドって大なり小なり不良っぽい方が魅力的ですよね。
自分もあんなことやってみたいとの願望がどこかにあるんだと思います。

それはそうとガンズアンドローゼズなるバンド、曲もなかなかカッコイいいんです。
世界中でヒットしたアルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」は基本的にはロックンロールですが、メロディラインが実に綺麗でアレンジ変えれば素晴らしいポップアルバムにもなりそうなくらいです。


2006-03-12 )








The Agonist (アゴニスト)


カナダのデス・メタル・バンドで、女性ヴォーカルのアリッサ・ホワイトが迫力あるデス・ヴォイスとクリーン・ヴォイスを使い分けています。
歌い方からアーチ・エネミーのアンジェラ・ゴソウと比較されるようですが、こちらの方が聴きやすいです。
なにしろクリーン・ヴォイスを全くと言って良いほど使わないアンジェラ・ゴソウと違いアリッサ・ホワイトは半分位クリーン・ヴォイスで、その声はいたって普通の女性の声です。
また見た目も男勝りなパワーを強調するアンジェラ・ゴソウと比べると、あくまでも女性です。
逆にアゴニストの最大の売りは彼女の美しさとそれに反比例する強烈なデス・ヴォイスなんだと思います。
まあ、バンド全体の実力は圧倒的テクニックを誇るアーチ・エネミーが少しばかり上だとは思いますが。

曲では「Panophobia」や「Thank You Pain」が好きです。
どちらもアリッサ・ホワイトのデス・ヴォイスがふんだんに組み込まれ、演奏も文句なしです。


動画で「Panophobia」。青い髪のアリッサ・ホワイトがカッコ良すぎです。



続いて「Thank You Pain」






Symphony X (シンフォニーX)


バンド名からも分かるように、シンフォニック・メタルの代表的バンドです。
ただし、ゴシック的ダークな雰囲気は無く、テクニックを駆使したパワーメタルが次々と現れます。
ドリーム・シアターを少し過激にした感じです。
実はゴシック系以外のシンフォニック・メタルはあまり聴かないのですが、このバンドはメロディが聴きやすく疲れないのでけっこう好きなんです。

シンフォニーXを聴くようになったのは、以前頻繁に行っていたTSUTAYA新宿店にシンフォニーXのレンタルCDがたくさん揃えてあったからです。
当時、ナイト・ウィッシュなどのゴシック系シンフォニック・メタルが好きだったので、「まぁ、似たようなものかな。」と思いレンタルしてみました。
没頭するほどではなかったものの、ヴォーカルと演奏陣の上手さは素晴らしく、安心して聴ける気軽さから、気付けば10枚ほど立て続けにレンタルしてました。










オジー・オズボーン"Ozzy" Osbourne

オジー・オズボーンはイギリス出身でロック界のカリスマ的存在です。
1970年前後にブラック・サバスのヴォーカルとして人気が出て、ソロになってからもコンスタントにアルバムを発表しています。
もうけっこうな歳ですが、相変わらず元気(?)に活動しているみたいです。
以前から酒に溺れて奇行が目立っていたそうですが、最近の写真を見ても変な風貌のオッサンという感じで、日本での内田裕也みたいなイメージです。

ロック界でのネームバリューの割には、歌は上手いのか下手なのか、パフォーマンスも今ひとつ古くさく、知らない人が聴いたら素人っぽく感じると思います。
しかし、面白い曲はふんだんにあり、サウンドも素晴らしく、イカレおじさん的キャラとあいまって、独特な人気を保っています。
ライブでもけっこう盛り上がっているようで、ある意味、とっても幸せな人だなとうらやましいです。









オーペス(Opeth)


現在のベスト・メタル・バンドと言われることの多いスウェーデンのバンドです。
キング・クリムゾンの影響を強く受けたことになっていますが、最近の作品を聴く限りはキング・クリムゾンとは比べものにならないほどヘヴィ・メタルです。

大音響のメタル・サウンドの中、ヴォーカルのミカエル・オーカーフェルトのデスヴォイスとクリーンヴォイスの使い分けが素晴らしいです。
一曲の中に動と静を配分するコンビネーションも、抜群のセンスを証明しています。
ゴシック色を強調しない分、個人的には特に好きなタイプではないのですが、なにしろメリハリがあるので、ダラダラとしない緊張感が「プロ」を感じさせてくれます。
ライブでも派手なパフォーマンスはせず、じっくり聴かせて(?)、音楽だけで盛り上げてしまいます。
したがって、どの曲が良いとか悪いとかではなく、本当にどの曲でも「プロ」を感じさせる素晴らしいバンドです。










Yngwie Malmsteen


スウェーデンのロック・ギタリストです。
テクニックだけだったら、ロック界ナンバーワンかもしれません。
クラシック音楽の要素を盛り込み、驚異的な速弾きで他を圧倒していました。

私にとってYngwie Malmsteenに関する最大の思い出は、30年くらい前に会社のパーティーで、Yngwie Malmsteenのヒット曲「ライジング・フォース」をバックに踊るという出し物をしようと練習中に、派手に変な動きをしたために、膝を脱臼してしまったことです。
しばらくは松葉杖で通勤していました。
踊りの練習してたら脱臼したでは格好が付かないので、「運動して脱臼した」と会社には報告していました。ははは。









Dokken


1982年にデビューしたアメリカのハード・ロック・バンドです。
リーダーでヴォーカルのドン・ドッケンの高く軽めな声が幸いしてか、重くなりすぎないで、とても聴きやすい曲が多いです。
それ以上に、このバンドの最大の特徴はジョージ・リンチの切れるように鋭いギターサウンドです。
私のお気に入りアルバム「BACK FOR THE ATTACK」では、最初から最後まで素晴らしいギターテクニックを披露しています。
特に「Kiss of death」はいかにもジョージ・リンチらしい切れまくりのギターを聴くことができます。
ひとつ残念なのは、1980年代はハード・ロックからヘヴィー・メタルへ変わっていった頃なので、ハード・ロック・サウンドのドッケンは、今聴くとちょっと古さを感じてしまいます。









アーチエネミー (Arch Enemy)


いつもより少し毛色の違うバンドをご紹介します。
女性ヴォーカルのアンジェラ・ゴソウを前面にしたスウェーデンのデス・メタル・バンドであるアーチエネミーです。

最近のヘビーメタルは、いわゆるデスヴォイスが当たり前のようになっています。
暗黒性や攻撃的なイメージ付けには、確かに効果があると思います。
しかしながら、「デスヴォイスだけはどうもね。」っていう方も多いことも確かです。

アーチエネミーというバンドはアンジェラ・ゴソウが、最初から最後まで吠えまくる(デスヴォイス)、嫌いな人は徹底的に嫌いなバンドです。
私が好きなゴシック・メタルでも、美女と野獣的な対比で、高音域が綺麗な女性ヴォーカルと男性のデスヴォイスが当然のごとく現れます。
ただ、女性のデスヴォイスは珍しく、しかも最初から最後まで、かつ男性顔負けの迫力はまれにみる存在です。

どうしても、このバンドはアンジェラ・ゴソウのイメージが強くなってしまいますが、演奏もかなりのレベルで、ギターリフの面白さ・カッコ良さは群を抜いていると思います。
ただ50過ぎたおじさんがこんな音楽聴いてて良いのかなと思わないではないですが・・・。

2012-02-05



何はともあれ、動画で2曲ばかりどうぞ。まずはヨーロッパのバンドらしさがちょこっと聴ける「My Apocalypse」


そして「Yesterday Is Dead And Gone」