日本のジャズ


ポピュラー音楽では日本が世界に通用する唯一のジャンルではないでしょうか。
特にピアノは秋吉敏子、山下洋輔など世界的プレイヤーが揃っています。
大きく商業的に成功するジャンルではないので、
最近は日本に限らずあまりパッとしませんが、なんとか盛り上がって欲しいです。





近藤等則


資生堂テレビCMで使われた「337」でも話題になりましたが、本来はフリージャズ系のトランペッターです。
IMAという前衛的ジャズグループを率いたり、奇才ビル・ラズウ"ェルや浅川マキなど個性豊かなアーティストとの共演が、近藤等則の面白さを倍増させています。

特にビル・ラズウ"ェルはハービー・ハンコックのプロデュースで世界的話題になっていた頃の共演なので、それだけでも日本を代表するアーティストを証明するようなものです。
その頃では「コントン」なんて良いですね。

また私の大のお気に入りだった浅川マキを近藤等則がプロデュースしたアルバム「CAT NAP」は曲によってなんだか分からないのもありますが「いかにも」って感じで聞き応えありますよ。


2007-09-11 )










笠井紀美子


最近は殆ど噂を聞きませんが、私が学生時代は日本ではトップジャズボーカリストでした。

私にとっての笠井紀美子のベストパフォーマンスはレコードやCDで発売されたものではなく、FMで流れたライブです。
学生時代はまだレンタルCDなどはなく、FMラジオからカセットテープにダビングする、いわゆるエアチェックが主流でした。

そのライブでの笠井紀美子は本当に艶のある声で魅力的でした。
曲目は「マスカレード」「フィール ライク メイキング ラブ」などです。
この2曲のタイトルを聞いてピンと来る方は、だいたいのイメージがつかめると思います。

このライブがCDになってたらすぐに手に入れるんだけどなぁ。


2007-01-09 )



「Love for Sale」









山下洋輔


日本を代表するフリージャズピアニストです。
私もそれほど多くを聞いたわけではありませんが、数多くのアルバムが発表されています。

肘で鍵盤をたたいたり、ピアノの上で踊ったりと「変わったピアニスト」のイメージが強いですが、私が以前にライブを見に行った時はけっこう真面目にフリージャズやってました。

実は私、山下洋輔の音楽も好きなんですが、彼が書いた本の方が気に入っていたんです。
だいぶ前の本ですが「ピアニストを笑え!」、「ピアニストに御用心!」などはジャズ屋さん達の日常がユーモアたっぷりに書かれていて面白いですよ。

2006-09-24 )



動画は若松孝二監督の映画「天使の恍惚」の音楽を担当した時の山下洋輔トリオ。
なんじゃこりゃって感じですが、サックスは中村誠一、ドラムは森山威夫。









akiko


おそらく現在の日本のジャズシーンでは最も旬なシンガーだと思います。

正直めちゃくちゃ歌がうまいということはないです。
でも4枚のアルバムを聞きましたが、現代的ながらもジャズらしさがぷんぷんする曲が続きます。
一曲たりとも期待を裏切らないというか、きちんとした演奏の上にきちんとした歌がのっている感じですね。
特にスローナンバーが抜群に面白いんです。
これは本人もすごいのでしょうけど、プロデューサーがうまく彼女のいいところを引き出しているんだと思います。
なんか今後も変にポップスに走ることなく、しっかりしたジャズをやって欲しい私の一押し女性ジャズシンガーです。

それとライブセッションを収録した最新作「simply blue」は、先日ある方々からいただきました。
クールにスウィングしまくりのこのアルバム、最高です。
改めてお礼を。「ありがとうございました。」


2005-10-22 )










大西 順子


大西順子とはジャズピアニストです。
ぞして Sunshine Of Your Love はクリームというロックバンドの名曲で、私の好きな曲の1つです。
先日、図書館で借りた大西順子のCDに入っていました。

ジャズはそれほど詳しくはないのですが、たまに聞きたくなります。
最近は小曽根真とか山下洋輔、そして大西順子など、日本人ピアニストを中心に聞いてます。
大西順子の弾くピアノは力強いタッチなんですが、実にリラックスして聞けます。

で、Sunshine Of Your Love なんですが、大西順子のことだからアコースティックなジャズ風アレンジを期待してたんですが、これがなんとエレクトリックベースにキーボードと、ロック調アレンジでした。
が、しかしである。これがまたかっこいいのだ。演奏してる人達、気持ち良さそうなのだ。

改めて思います。
楽器を自由に扱える人っていいなぁ〜って。


2005-09-03 )


楽しい、楽しい、本当に楽しい、アコースティックなピアノトリオが中心のアルバム「Play,Piano,Play」です。
ベースがビンビン響く中、ピアノがゴツゴツとしながらも流れるようなジャズが好きな私にとっては、これぞというアルバムです。
じっくり聴くには軽いかも知れませんが、ジャズクラブでこんな熱い演奏が聴けたら楽しいと思います。

ジャズ屋さんって、見た目と演奏する音楽が大きく違う場合があります。
汚い服を着た太ったおじちゃんが、綺麗なバラードを演奏するのは珍しくもありませんが、大西順子は逆の意味で同じなんです。
見た目女性っぽい(知人ではないので本性は知りませんが)のに、演奏は実にダイナミックで気分爽快になります。

しばらく名前を聞きませんでしたが、どこかのホームページで最近復活したとかする予定とか書いてあったので期待したいと思います。
なにしろ日本人女性ピアニストでは圧倒的に好きなアーティストですから。

2008-10-15
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動画は私のもっともお気に入りなPlay,Piano,Play








阿川 泰子


図書館で阿川泰子のCDを借りました。
曲名を忘れてしまいましたが、たしか20年くらい前にピアッツァという車のCM曲に使われていた曲を聞きたくなったからです。
阿川泰子はジャズシンガーにしては素直な歌い方で、美人であることも手伝って当時一般層に人気があったものです。

ベストアルバムを借りたのですが残念なことに一番聞きたかったその曲は入っていませんでした。
でも他の曲もなかなか良く、気軽に聞けそうなのでしばらくはお気に入りになりそうです。


2005-08-14 )










寺井 尚子


ジャズ系のヴァイオリニストです。
ヴァイオリンを弾くジャズ屋さんってカントリー系のヴァッサークレメンツくらいしか知りませんが、この寺井尚子は見た目が爽やかそうだったので聴き始めました。
ジャズとヴァイオリンの相性は、あまり良いとは思えませんが、曲によってはとても滑らかで綺麗な感じになります。

特に「Jazz Waltz」や「夜間飛行」などでは高音域がなんとも心地良く響きます。
ヴァイオリンがリード楽器となるスタイルでは、やはりカントリー系のマーク・オコーナーが素晴らしいアルバムを出していましたが、寺井尚子も負けないくらいのアルバムを発表しています。

2008-10-20
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小曽根 真


日本人では山下洋輔の次くらいに良く聴いている男性ジャズピアニストです。
小曽根真は地元の図書館にCDが置いてあって、それを何となく借りたのが最初です。

まだ若手(?)ですが、それなりに色々なタイプの曲を発表しています。
その中では「ディア・オスカー」などのように基本アコースティックな普通のジャズが好きです。

この手のジャズって日本人は海外のジャズ屋さんと張り合っても充分対抗出来ますよね。
やっぱりロックとかR&B的なジャンルは歌が入ってきてしまうので、日本人はあからさまにパワー負けしてしまいます。
その点ジャズ、特にピアノは私みたいな素人には日本人も外国人も同じ感じで聴けてしまいます。

ただ個人的趣味で感じることは、エレクトリックサウンドを取り入れたジャズを小曽根真に限らずいろんなアーティストがやってますがどうも好きになれないんです。
出来れば普通のアコースティックなジャズが良いなぁと思ってしまいます。

2008-07-02  )










秋吉 敏子


日本を代表するジャズプレイヤーの秋吉敏子です。
「穐吉」と書くのが正しいらしいですが、一般的には「秋吉」と書く方が知られています。

夫のルー・タバキンと組んだビッグバンドが有名で、話題作も多くなっています。
しかし私的にはピアノトリオなどでライブハウスで演奏する普通のアコースティックジャズが好きです。

特に「ライブ・アット・ブルーノート東京1997」は良いですね。
秋吉敏子が帰国した時に青山ブルーノート東京で行なった、日本でのレギュラーグループのライブです。
ベストアルバム的要素もある選曲で、この時すでに若いとは言えない年齢ではあるものの、演奏は若々しく、実に心地よいサウンドになっています。

(2009-04-22)



1958年の動画。
なんと着物を着てピアノ弾いてます。
その頃は「日本」が売りだったんですかね。








アキコ・グレース


現在の日本を代表する女性ジャズピアニストです。
アルバムによってはジャズアルバムというよりピアノ曲集のような物もありますが、個人的にはやはりバリバリのジャズの方が好きです。
ただベースの入れ方がジャズっぽくない(ような気がする)ので、ベースに合わせてリズムをとりながらBGM的に聴くのではなく、大きなボリュームで真剣に聴いた方が良いような気がします。

結構たくさんの作品を発表していて、その中では「カゴメカゴメ」や「春先小紅」など日本の名曲を多数取り上げたアルバム「東京」が好きです。
現代風なアレンジで昔の日本の曲を演奏されると、なんとも懐かしくもあり新鮮でもあります。

それと、どうでも良いのですが、日本人なのに何故名前が「アキコ・グレース」なんでしょうか。
ネットで調べればどこか書いてあるのでしょうけどね。

(2009-12-04)