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松ぼっくり 東海道ウォーク 吉原−蒲原 松ぼっくり


広重東海道
広重東海道
(吉原ー左富士)
 上り道中で左に富士山が見えるのはここと茅ヶ崎の南湖だけである。
 馬には3人も乗っており、三宝荒神の乗り方というらしいが、あまりの重たさに馬が足を踏ん張って立ち止まっているように見える。

吉原・蒲原地図

 元吉原から蒲原までは津波や富士川の氾濫を避けるため、道が大きく海岸から離れている。旧街道を正確に歩くには地図をしっかり見ていないと外れてしまう。
 また何度も道が変わっており、地元の人に聞くとこのあたりには旧東海道がいくつもあるという。ある旧街道では山の中に石畳も残っているそうだ。




吉原商店街
鶴芝の碑 道標

 写真左は宿場の中心地周辺。現在は岳南鉄道の吉原本町駅前商店街となり栄えている。

 潤井川を越えて本市場に入ると間の宿にあった「鶴の茶店」跡に鶴芝の碑(写真中)が立っている。間の宿とは宿場と宿場の間にあった休憩所のようなところだ。
 
 JR身延線と富士川間に道標が二基(写真右)立っている。左の灯篭型は秋葉山。右は「左東海道」と記されている。私は東海道の道標が右にあったので、てっきり右が旧東海道だと早合点して歩いていってしまった。でも不思議と気づいてみたら、いつの間にか東海道に戻っていた。実のところこれに気づいたのはこのページを作っているときで、おかしいと思い地図を見るとやはり東海道は左であった。だからこの写真は右側の道路を大きく写しているのだ。


富士川 渡舟場 岩淵一里塚

 富士川渡舟場跡(写真中)から見た富士川(写真左)。急流富士川は何度も水路を変え、下流の人々を苦しめたそうだ。だがここまで下流になると穏やかで眺めていて気持ち良い。

 東名高速の富士川SAもある岩淵には、左右一対の原形を良く保つ一里塚(写真右)がある。ガイドブックには海道随一とある。ただ上の写真は真中に写るはずだった富士山が全く写っていないため、なんの写真だか分からなくなってしまった失敗作。


一里塚  東名高速を横切ったり新幹線のトンネルをくぐったりしながら蒲原町へ着く。写真左は一里塚跡で宿場入口にある。蒲原の街は昔の面影を残した静かな町である。