東海道ウォーク | 蒲原−由比 |
広重東海道 (蒲原ー夜之雪) |
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大雪の蒲原宿を描く。温暖で有名な静岡県で大雪の絵である。行書版の江尻でも雪が降っているが、広重がこの辺を歩いた時本当に雪が降っていたのだろうか。 この絵も三島宿と同じく、旅人のみ色付で背景はモノトーンである。 |
原・吉原・蒲原と原が付く宿場が3つ続く。蒲原はガマ(蒲)という植物がたくさん生えていたからついた地名だが、富士川の河口が広大な平野を作っているのである。 蒲原から由比、興津間は静岡県内の東海道では最も昔の面影を残した区間である。海岸より数百メートルで山となるため、大きな都市にならなかったためだろう。 蒲原由比間は一里しかなく東海道気分にしたりながら歩いているとすぐに由比に着いてしまう。 |
蒲原の町を象徴するような本陣跡(写真左)。黒い木造の塀の中に瓦をふんだんに使った大きな建物。「うーん、さすが本陣」と感心するほど立派である。ただ塀にポスターがぺたぺた張っているのはいただけなかった。 写真中の建物も玄関前に説明板が立っているのでやはり何か@@跡なのだろうがまめに記録を取っていなかったのでわからなくなってしまった。 写真右は現在は商店だが以前は旅籠をやっていたそうだ。 |
町全体に海道らしさが残り(写真左)、歩いていてすがすがしくなってしまう。また写真右のような宿場案内図などもあり町全体で雰囲気を盛り上げている。 |