ユニバーサルスポーツとは

◎ユニバーサルスポーツって何?

ユニバーサル(universal)とは、「共通の」とか「普遍的な」という意味で、「全てで通用する」というイメージを内包しています。
ユニバーサルデザインが、全ての人に使いやすいようにデザインすることだとすれば、「ユニバーサルスポーツ」は全ての人が出来るスポーツとなります。
すなわち「ユニバーサルスポーツ」とは年齢や国籍、障がいの有無に関わらず、皆が一緒に楽しむことができるスポーツのことを指します。

カーレットは私達の経験上、正にユニバーサルスポーツであり、子供から高齢者、色々な障害のある人も楽しめるスポーツであることは実証されています。
さらにカーレットは氷上のチェスと呼ばれオリンピック種目でもあるカーリングとほぼ同じルールで行われるため、高度なテクニックと頭脳プレイが求められます。また、勝敗の結果が運にも大きく左右することから、誰もが主役になり得るユニバーサルスポーツです。

ただし、「全ての多様・多世代の人が参加できる完璧なユニバーサルスポーツ」は現実的には難しいです。それほど人のニーズは多様であるということだと思います。


◎全員が主役になれる(全員を主役にする)

そこで、まぜこぜでのユニバーサルスポーツを目指すのに最も大切なことは 参加者の「姿勢」だと思います。
完璧は無理だけど、みんなと一緒になって楽しめるように工夫・調整を重ねていく「姿勢」。
着実に楽しめる人を増やしていこうとする「姿勢」。

どうしたら全員が「やったー」「面白ーい」と思えるかにチャレンジする「姿勢」が、当たり前と思えることが大切だと思います。

◉手・足に障害があり、基本の投げ方が出来ない参加者がいたら。
◉耳が聞こえない、または目が見えない参加者がいたら。
◉知的に障害があり、時間がゆっくり流れる参加者がいたら。
◉高齢で立つのが大変なおじいちゃん・おばあちゃんがいたら。
◉力が無くてストーンがハウス(的)に届かない小さな子供がいたら。
◉外国人で日本語を話せない人がいたら。      などなど

このように、一人でも多くの人が参加出来るようにするには、ひとり一人に合った「合理的配慮」が必要になります。